北九州市教育委員会田島教育長と教職員向けにリフレッシュルームを整備する事業について意見交換を行いました
更新日: 2025年03月28日
令和7年3月28日、北九州市教員委員会の田島教育長が、公立学校共済組合本部にご来訪され、丸山理事長と懇談しました。
教職員向け「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」を、令和7年度北九州市当初予算の新規事業として実施する旨、お話がありました。
当組合では、教職員の働き方改革のために自治体等が学校に設置する「リフレッシュルーム」等の整備に必要な経費を助成する「教職員の働き方改革のためのマザーズルーム等の設置に対する支援事業(以下、「マザーズルーム等設置事業」という。)」を実施しており(補助事業は令和6年度終了)、当事業で好事例等を生み出し、関係機関へ共有することで、教職員の職場環境の改善に向けた取組みを推進しています。
令和5年度に当事業を活用いただいた北九州市において、市単独事業として「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」を実施することとなった経緯等について、お聞きしました。
田島教育長と丸山理事長
令和5年度に当共済組合が実施した「マザーズルーム等設置事業」を活用いただきました。
「マザーズルーム等設置事業」を受けて、「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」を北九州市単独事業として実施されることとした思いはどこにありますでしょうか。
北九州市では教職員の6割超を女性が占め、産休・育休取得者数は高い水準で推移しており、産前や職場復帰後の就業を支える職場環境整備は重要な課題となっています。
令和5年度に、公立学校共済組合の「マザーズルーム等設置事業」を活用し、北九州市立ひびきの小学校に「リフレッシュルーム」を整備し、職場環境向上の研究に取り組んだところ、利用者から喜びや感謝の声を多くいただきました。
そのため、教職員のウェルビーイング向上の実現に向けて、整備対象を拡大し職場環境の向上に努めるとともに、事例研究を強化していくため、令和7年度市単事業として事業化に至りました。
事業化にあたっては、令和5年度「マザーズルーム等設置事業」の実施で得た「利用者の声(アンケート結果)」や「利用実績(利用者の年齢層や利用回数)」等を、市の予算要求時に活用することができました。
「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」で目指す教育環境の未来はどのようなものでしょうか。
令和8年度以降の予算措置は未定ですが、令和5年度公立学校共済組合「マザーズルーム等設置事業」や令和7年度北九州市「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」で得た成果を、市内全校に拡大していきたいと考えています。
北九州市教育大綱では、「こどものウェルビーイングを実現するためには、教職員のウェルビーイングを確保することが必要」という考え方を柱の一つとして、質の高い教育環境の充実を図っていくとしています。
妊娠中や育児中の就業を支える環境整備を行うことは、教職員の福利厚生を向上させるだけではなく、優秀な女性教職員の離職防止や活躍推進を通じるものと考えており、引き続き教育環境の向上を図っていきたいと考えています。
<北九州市「リフレッシュルーム(ミモザルーム)整備事業」の概要>
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リフレッシュルーム(ミモザールーム)の例
令和5年度「マザーズルーム等設置事業」で北九州市立ひびきの小学校に設置したリフレッシュルーム