「適正服薬」のための取組みについて

更新日: 2024年09月02日

  当共済組合では、服薬の適正化を実現するために、医療機関から組合員や被扶養者の皆さまに処方された医薬品について分析を行い、適正服薬通知事業を実施しています。

ご自身の服薬情報についてご確認ください

適正服薬通知とは?

   当共済組合の組合員または被扶養者の方で、以下の重複・多剤処方の条件に該当している方宛てに、受診した時期や医療機関、お薬名等の服薬情報を記載した通知書をお送りします。ご自身の服薬情報をご確認いただき、医師または薬剤師とのご相談にご活用ください。

重複・多剤処方とは?

   同じ時期に複数の医療機関を受診し、かつ医師がほかの医療機関でのお薬の処方内容等の服薬情報を把握できなかった場合に、重複処方(同じ薬効のお薬が重複して処方されること)や、多剤処方(多くの種類のお薬が処方されること)が生じることがあります。なお、処方されているお薬について医師が把握した上で、多くの種類のお薬が処方される場合もあるため、多剤処方のすべてに問題があるわけではありません。

重複・多剤処方のリスクは?

   お薬の種類や量、飲み合わせ等によっては、副作用や中毒が現れたり、お薬本来の効果が現れない、といった悪影響が生じる場合があります。重複・多剤処方によってこのリスクは高くなります。

重複・多剤処方のリスクを避けるには?

   かかりつけ医やかかりつけ薬剤師をもち、お薬手帳を利用することで、ご自身の服薬情報の把握が容易になります。また、マイナ保険証(注記)を利用して受診し、情報提供に同意することで、医師が服薬情報を把握できるようになります。服薬情報を活用して適正服薬を実現することで、重複・多剤処方のリスクを避けることができます。

注記:健康保険証としての利用登録を行ったマイナンバーカードのこと。詳細はこちら